壁紙・クロスの種類や機能を徹底解説
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このページでは「壁紙・クロスの種類や機能を徹底解説」をご紹介しています。
一口にクロスと言っても、色やデザインといった見た目だけでも様々な種類が存在し、機能まで含めるとさらに多くの種類があります。
クロスは一度張ってしまえば、破れたり余程汚れない限りは10年以上はそのままだと思うので、
「クロスにはどんな種類があるの?」
「機能付きクロスってどんな機能があるの?」
と疑問を感じる方も多くいらっしゃると思います。
ここでは、「壁紙・クロスの種類や機能」についてご紹介します。
壁紙・クロスの種類について
種類をご紹介する前に、「壁紙」と「クロス」の違いについてご説明します。
結論から先にお伝えすると、「クロス」は「壁紙」の一種です。
壁紙の種類の中に「ビニールクロス」というものがありますが、「クロス」はこの「ビニールクロス」から来ています。
本来は壁紙の種類の一つだった「クロス」が、いつの間にか「壁紙」を意味する言葉になったということですね。
実際に職人さんでもご自身を「壁紙職人」ではなく「クロス職人」と呼ぶ方も多くいらっしゃいます。
元々日本家屋の壁は土壁が多かったのですが、洋式住宅の普及に伴いビニールクロスが一般の方に認知されるようになり、「壁=ビニールクロス」というイメージが出来上がり、それが「壁紙=クロス」になった訳です。
それでは、「ビニールクロス」から順に壁紙の種類を見ていきましょう。
ビニールクロス
ビニールクロスは上述の通り、現在最も普及している壁紙です。
恐らくほとんどの住宅で使用されており、「壁紙と言えばビニールクロス」という方も多いかと思います。
ビニールクロスは色やデザインが豊富な上に価格も安価で、住宅だけでなく公共施設やホテルなどあらゆる場所で使用されています。
原材料に「塩化ビニール」を使用しているため、「ビニールクロス」と呼ばれています。
珪藻土
調湿効果を持つ珪藻土を使った壁紙です。
近年ではテレビなどで湿度調整や消臭効果などの機能が紹介され、特に若い世代から人気を集めている素材です。
和室に使用されることが多く、手触りはザラザラしていますが昔の土壁のように粉が落ちてくるようなことはありません。
紙
紙で作られた壁紙で、代表的なものに和紙で作られた壁紙があります。
デザインもビニールクロスとは違った紙特有の優しい雰囲気が楽しめます。
ビニールクロスの中には紙調のものもありますが、やはり本物の紙製の壁紙と比べると雰囲気・手ざわり共に全く違うものです。
布・織物
布や織物を使用して作られた壁紙です。
使用される素材も天然素材から化学繊維まで非常に幅広いのが特徴です。
織物が持つ特有の高級感・質感があるため、高級ホテルなどで使用されています。
ここまでご紹介した素材以外にも、例えば畳などに使われる「いぐさ」を使用した壁紙なども存在します。
ただし、そういった珍しい天然素材の壁紙は専門店のみでの取り扱いとなり、「ぜひ部屋の壁に使いたい」と思っても少し入手が困難なので注意しましょう。
壁紙・クロスの機能について
前項で壁紙・クロスの種類についてご紹介しましたが、ここからは壁紙・クロスの機能についてご紹介します。
現在では様々な機能を持った壁紙が容易に手に入るようになりました。
リフォームの際にはぜひ目的や用途に応じて機能性壁紙を選んでみましょう。
注意点として、機能性壁紙のほとんどはビニールクロスであり、紙や布・織物、天然素材の壁紙では取り扱いがほぼありません。
抗菌・抗ウイルス
壁紙に付着した細菌・ウイルスの繁殖・増殖を防いでくれます。
子供部屋や家族が集まるリビングなどにはぜひ使用していただきたい機能です。
低汚染・防汚
汚れがつきにくくなっている壁紙です。
もし汚してしまっても水拭きで簡単に落ちるため、お子様がいる家庭などにはおすすめの機能です。
消臭
生活臭やタバコ臭などを消臭する機能を持った壁紙で、表面に消臭剤が加工されているため臭いを分解してくれます。
トイレや玄関など、臭いが気になる場所におすすめです。
強化壁紙
壁紙の表面が強化されており、傷がつきにくいという特徴を持った壁紙です。
人の出入りが激しい場所、家具などが擦りそうな場所におすすめです。
調湿機能
空間の湿気をコントロールする機能を持った壁紙です。
壁紙に親水性高分子ポリマーが配合されており、吸湿・放湿が可能になります。
結露がひどい場所などに使用するとカビの発生を抑えてくれます。
抗アレルゲン
アレルギーの原因物質とされるアレルゲンを軽減する機能を持った壁紙です。
アトピーや花粉症など、アレルギー症状を抑える効果が期待されます。